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キャリーより、アリーより、レイチェルより、グレースより、フェリシティより、なれるんだったら、ダーマになりたい。プロポーションは抜群、お金はかけずともセンスでカヴァーのキュートなファッション(コスプレ趣味も許せちゃう)。自分に対しても、家族、友人、他人、動物……世の中の生きとし生けるものすべてに対しても、正直でまっすぐでやさしい。社会的通念にとらわれない自由奔放な言動にはこっちもスカッとした気分になる(時々ハラハラさせられるけど)。それに、忘れちゃならない、愛し、愛されるダーリン=グレッグの存在。え? 両親と舅&姑があんなんでもいいのかって? うーん、この際それは我慢しましょう。
ダーマ&グレッグとの出会いは、偶然。根っからのテレビ好きが、たまたま第1回目の放映に行き当たったってだけのこと。でも、そこから私のダーマ&グレッグ・ラヴな日々は始まった。舞台はサンフランシスコ。ヒッピーの両親(未婚)の下で育った天然成分100%娘ダーマ(ケルアック作品に『The Dharma Bums』というのがあったけど、Dharmaとは<達磨>の語源で、ヒンズー教では<徳>、仏教では<法>を意味する。ちなみにダーマのミドルネームはフリーダム)と、おハイソな家庭で育ったエリート青年グレッグ。ふたりは一目会った瞬間恋に落ちてスピード婚。でも、何せ育って来た環境があまりに違うふたりゆえ、家族や友人(いずれにせよ、まともじゃない人々)を巻き込んで次々と沸いて出て来る大騒動。言ってしまえば、ドタバタ・ホーム・コメディなんだけど、その常軌を逸したドタバタぶりの中にあるディテイルのおもしろさ、セリフに散りばめられたスパイスの効かせ方は絶妙なのだ。きわどいエッチ・ネタも、笑い飛ばせるのがまた楽し。
そして、音楽ネタが多い所もお気に入りの要因。さすがにあのボブ・ディランが、Tボーン・バーネット(『オー・ブラザー!』の音楽仕掛人としても知られる著名プロデューサー&ミュージシャン)と共にゲスト出演し、しかもダーマにアゴでこき使われたのには驚いたが、ディラン自身ダーマ&グレッグのファンなのだとか。その他、ライル・ラヴェット(日本ではジュリア・ロバーツの元夫程度の知名度ながら、本国では人気実力を備えたミュージシャンであり俳優としても活躍)やk.d.ラング、ミッシェル・ショックド、といった人々がこぞって出演。
セリフから察するにダーマとアビーの母娘はスティーヴィー・ニックスのファンのようだし、アビーに至っては若かりし頃ドン・ヘンリー(イーグルス)とつき合っていたこともあるらしい。その昔ダーマの父ラリーがバンド活動をしていたこと、グレッグが実はムーディ・ブルースの大ファンだったこと、それに、かつてダーマがZZトップのステージでバックダンサーをやっていたこと……などなど音楽ファン(30代以上限定だろうけど)のツボを刺激して笑わせてくれる小ネタも聞き逃せない、見落とせないから大変なのだ。 |
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