ハリウッドへのチケットを手にしたのはたったの164人。 ここからは本選に出場する24人を選ぶため、劇場を借り切ってのオーデションが実施される。 今年の特徴は、まず楽器を使ってのアピールを許されることだ。 これまでは歌一本で勝負だったが、今年は楽器を使ってより自分の魅力や音楽性を審査員に知らせることができる。しかし楽器を使うことがかえって逆効果になることも……。出場者はどのようにパフォーマンスをするのか、考えなくてはならない。
もう一つこれまでと違うのは、最初のオーデションで良い結果が出せない場合、次の日に敗者復活のパフォーマンスを行うことが許される。 つまり最初のオーデションに合格した人はつかの間の休息を得られ、不合格だった人はもう一度チャンスが得られるのだ。
今回の注目は10代にして車上生活を送っているジョシュア。 高校を退学し、家族ともうまくいかず、絶望の中からつかんだのがアメリカン・アイドルのハリウッド行きのチケットだった。ジョシュアは最初のオーデションでピアノの弾き語りを披露し、審査員の3人から大絶賛を受ける。彼の歌い方はピュアで人を魅了する力があると言うのだ。もちろん一発OK。次は最後のオーデションとなるバンドとのセッションを待つばかりとなった。ほかのオーデション参加者たちも着々と合格者と不合格者に別れていく。女優のサイーシャは声が出なくなるというハプニングに見舞われたが、これまでのパフォーマンスを参考にし、合格となった。敗者復活を果たした人も含め、最終オーデションにのぞむ参加者が決定した。
最後のパフォーマンスはバンドとのセッション。各参加者は自分なりのアレンジを伝え、思い残すことのないよう練習に励むのだが……。
ジョシュアが浮かない顔をしている。どうしてもバンドと意見が合わず、自分の思い通りの仕上がりにならなかった。半べそをかきながら、朝方自分の部屋に戻っていく。果たして明日のパフォーマンスはどうなるのか……。そしていよいよ最終オーデション。バンドの演奏で練習の成果を発揮する参加者たち。次々と合格、不合格が告げられていく。 最後にジョシュアがステージに登場。すると突然バンドのメンバーに「僕は演奏はいらない」と宣言しバンドを帰してしまう。そして“スタンドバイミー”を熱唱するが、これにはこれまで常に肯定的な意見を述べてきた審査員も厳しい意見だった。「失礼な態度で気に入らない」とサイモン。ポールもランディもジョシュアの思い上がりぶりには面食らった様子。しかし審査員のお気に入りでもあるジョシュアは最終選考に残ることとなった。当のジョシュアはステージ裏で「うまく行かなかった……」とまた泣きべそ。
そしていよいよグリーンマイル(最終選考)これまでのすべてのパフォーマンスを参考に、審査員がTop24に残る24名を決定するのだ。長い討議の後決まった24名を発表するため、一人一人審査員室に呼ばれていく……。もちろんジョシュアもそのうちの一人。すべてをかけて臨んだオーデション。何が何でも勝ち残り、立ち直るきっかけを作りたいのだ。
しかし結果は……。 残念ながら不合格。Topを目指す実力が今はまだないと判断された。 ジョシュアはまた車上生活に戻ってしまうのか……。ジョシュアを尻目に合格した24名。今年はイケメン、美女が多い。歌の実力もある参加者ばかりで、波乱の本選となりそうだ。