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SF界の巨匠アイザック・アシモフの「われはロボット」にインスパイアされて製作されたアクション・スリラー超大作「アイ,ロボット」。本作で知的なロボット心理学者を演じたブリジット・モイナハンが公開に先立ち初来日を果たし、去る7月22日、パークハイアット東京(東京・新宿)にて来日記者会見を行いました。オフィシャルサイトではこの模様を全文掲載でお送りします。

日本は初めてなんですよね。様々な所にお出かけになったとか。
2日前の記録的な猛暑の日に東京を周りました。でも、暑さには勝てず、結局屋内でショッピングをしていました。和紙やおもちゃも欠かせません。アメリカの子供達はおもちゃが大好きですし、買って帰らないと何を言われるかわからないので沢山買いました(笑)。

ブリジットさんは、「セックス・アンド・ザ・シティ」のナターシャのイメージが強くて、男性にモテモテという印象ですが、今回の役は一味違いますね。
とても幸運なことに素晴らしい脚本に出会うことができました。知的で強くて……自分の生き方というものを持っているからです。女性のために書かれた脚本というのはなかなか無いので、よかったと思っています。

役を演じるにあたって気をつけたことはありますか?
非常にラッキーなことに、今回の脚本には演じる役のキャラクターについて細かく書きこまれていました。例えば、“人間よりもロボットに信頼を置いて、いろいろなことがコミュニケーションできる”とか“人間のようにロボットを扱う”といった感じです。サニーというロボットを演じたのはアラン・テュディックという役者なのですが、彼はサニーに魂を吹き込んでくれました。私は劇中でサニーと会話しているときは、ロボットと会話しているというよりも俳優さんと会話をしているという感覚でした。

この映画は「ロボット3原則」がテーマになっていますが、「女優の3原則」というものはありますか?
自分なりの“ルール”というものは持っています。1つ目は、ハリウッドではいろいろな誘惑があるのですが、それに流されないで“自分の感覚”を大切にするようにしています。2つ目は友人や家族を大切にするということです。3つ目ですが、私はお酒を飲むと気持ちが大胆になっていろいろ喋ってしまうんです。なのでプレミアでインタビューを受ける前にはアルコールを口にしないようにしています(笑)。

共演したウィル・スミスさんとの楽しいエピソードや印象深い出来事はありますか?
スミスは本当に子供みたいな人です。キャストやスタッフの真似を日替わりでするんです。ただ、スミスは奥さんからから「主演女優のマネだけはやめて!」と釘をさされているそうですが(笑)。あと、彼は70年代から80年代のラブソングをずっと歌っていたんです。マイケル・ジャクソンの踊りは見ごたえがありました。本当に彼を見ていると引き込まれそうになります。そんな彼ですが、プロだなと思ったことがありました。それはいつも面白おかしい事をして私を笑わせてくれるのですが、撮影に入る直前にはパッと切り替えて、演技に集中させてくれるんです。でも、演技が終わるとまた楽しませてくれましたけど(笑)。

実際にサニーのようなロボットを使うような機会があったたら、何に使いますか?
サニーは、純粋な少年のようなロボットです。あのようなロボットならいてもいいかなと思います。でも、基本的にはサービスロボットで十分です。部屋を片付け、料理をし、ペディキュアやマニキュアを塗ってくれるようなロボットが欲しいです。後のことはロボットには望みません。

映画の中でお気に入りのシーンはどこですか?
スミスが劇中の彼女の家に行ってネコの話をするシーンです。このシーンでの彼の仕事ぶりが好きです。彼がクローズアップされる時、普段、私の前で見せることのない表情を見せてくれるんです。女優として彼の仕事振りはとても参考になりました。彼は必要な時に、必要な情感や思いというものをちゃんと表現できるんです。素晴らしい役者だと思いました。

アレックス・プロヤス監督とのお仕事はいかがでしたか?
このような規模の大きな作品は監督にとって初めてだったと思いますし、新しい技術(VFXなど)も必要だと思いますし、責任はとても重かったと思います。私が素晴らしいと思ったのは、そのような状態になると普通、圧倒されて仕事になりませんが、まるで小さなセットで撮影しているかのようにきちんと撮ってくれるのです。

VFXを多用した映画に出演して苦労なさったことは?
初めはどうしようかと思いました。スミスが沢山のロボットの中からサニーを探し出すシーン、あれが初めての撮影だったんです。あそこのシーンは周りは全てブルーバックのスクリーンだし、登場するロボットは実際にはテニスボールが置いてあるだけなんです。監督には「ごめんね、最初からこんなシーンの撮影になっちゃって」と言われました。ただ、スミスはこのようなシーンの撮影に慣れているので、SF映画初体験の私にいろいろ教えてくれました。

物語の構想に影響を与えたアイザック・アシモフの著書を読みましたか?
原作は撮影に入るまえに、監督からコピーを手渡されました。ただ、私には専門用語が多くて難しすぎました(笑)。

お気に入りのSF映画は?
私はスター・ウォーズ世代なんです。いろいろなキャラクターが出てきますよね。遠い異世界の話だけど、なぜか親近感がありました。

映画に出演してロボットに対するイメージは変わりましたか?
ロボットは技術的に難しすぎて、私には縁の無い世界でした。私とテクノロジーというのはあまりいい関係ではないようです(笑)。ただ、ロボットの進化によって、どれほど人間の生活の中に入り込んでくるかという点には気をつけなければならないと思います。ハッカーのような悪意を持った人たちもいるわけですから。

次はどのような作品に出演したいと考えていますか?
自分はモデルでしたが、モデル特有のイメージを持たれるということが往々にしてあるのでそれは避けたいと思っています。「セックス・アンド・ザ・シティ」では数行の台詞しかなかったのですが、ラッキーなことに次のシーズン出演も決まり、さらに「コヨーテ・アグリー」の話も来たので本当に幸せでした。私はCIAや医者といった知的な配役が多いので、今度はコメディに出演できればと思います。次の作品ですが、1週間半後には、「ロード・オブ・ザー・ウォー」という南アフリカを舞台に武器取り引きの世界を描いた作品の撮影が控えています。

ありがとうございました。



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