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ジョージ・ルーカスが贈るスペース・ファンタジーの最高峰「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」がいよいよ7月13日より公開されます。
公開に先駆け、主演のヘイデン・クリステンセンが初来日し、5月22日、帝国ホテルにて記者会見を行いました。特設サイトでは、会見の模様を全文掲載でお伝えいたします。 |

コンニチハ! 来日は今回が初めてなのでとても興奮しています。日本は素晴らしい国ですね。また何度も日本を訪れたいです。
Q:これだけの報道陣を前にしての感想は?
こんな大規模な記者会見は初めてです。これだけたくさんのカメラを見るのも初めての経験です。本当にびっくりしました。
Q:お兄さんが「スター・ウォーズ」ファンだと伺ったのですが、あなたの出演が決まって、お兄さんになにか言われたことはありますか? また、役作りをする上で剣道など色々訓練したと思いますが、そのあたりの役作りについて聞かせてください。
兄は「スター・ウォーズ」ファナティック(マニア)で、最初に「スター・ウォーズ」という映画を私に紹介してくれたのも兄でした。もちろん、私が出演すると聞いて、兄は非常に興奮していました。ただ、弟がダース・ベイダーの前身を演じるということについては、前の3作に影響を及ぼすのではないか、また私の演技が、ダース・ベイダーの評判を落とすのではないかと心配していました。
また役作りについてですが、クランク・インの1カ月前に、オーストラリアへ渡り、ニック・ジラードというスタントの先生に手取り足取り教えてもらいながら、戦闘シーンの訓練を一日平均5〜6時間行いました。内面的な役作りということについては、「エピソード1」でのアナキンを踏まえて幼さを秘めた演技を心がけ、役作りをしました。同様に「エピソード3」への橋渡しという役割も担っていたので、ダース・ベイダーへ変化する予兆を演技に織り交ぜなければなりませんでした。そこで今回は、ダース・ベイダーの独特な話し方を意識して役作りしました。その辺が苦労した点です。
Q:「スター・ウォーズ」の大成功の秘訣は何だと思いますか?
映画というものは、現実の辛さなどから逃げ出し、別世界で楽しむという役割を持っていると思います。「スター・ウォーズ」というのは地球から遠く離れた全く別世界の物語なので、他の映画に比べると観客をよりスムーズに別世界へと移行させることができます。また一方で、物語の中のキャラクターは我々と同じ葛藤しながら生きている人間です。これらの要素が絡み合って、この映画が大成功しているのではないかと思います。
Q:「エピソード2」ではアナキンがどのような段階を経て暗黒面へ落ちていくのでしょうか? またそれが「エピソード3」ではどのように影響するのでしょうか? また暗黒面へ落ちていくということは、帝国軍に近づくことでもあるのですが、今回記者会見が「帝国ホテル」であるということも、何か関係しているのですか?(笑)
「帝国ホテル」は、多分神の力が働いたんでしょう(笑)。アナキンが暗黒面へ堕ちていく過程は、観客が納得、共感できるよう、ゆっくりと描かれています。人間は誰しも螺旋階段的にゆっくりと堕ちていくものだということを、この物語では表現したいのです。
「エピソード2」では、「エピソード3」へのヒントを少しずつ出しています。まず、「エピソード2」のアナキンは、彼の心の中にある自信と不安という、相反するものが葛藤している段階を描いています。また幼い頃憧れの存在だったパドメとの事についても、ジェダイは恋をしてはならない存在にも関わらず、恋に落ちてしまうという「禁断の恋」を描いています。さらに親子に近いオビ=ワン・ケノービとの関係も、彼が課す制約に反抗してしまい、それが暗黒面に堕ちていくきっかけにもなります。しかしながら「エピソード3」については、私は何も聞かされていないし、ルーカスも絶対に語りません。
Q:今回の出演は大変なプレッシャーだったと思いますが、それをどうコントロールしたのでしょうか。また今作を見て、とても難しい役を演じきったという感想を持ったのですが、ずばり、アナキン役は自分にしか出来ないと思いますか?
オーディションの間、受かるとは全く思わなかったです。その経緯を話します。インタビューをビデオで録画したものをオーディションに提出し、最終的に12人がオーディションに残り、ルーカスと直接会うためロサンゼルスへ行くことになっていました。しかし私はテレビの収録のため、その話を一度は断りました。しかし3週間後、ルーカスから再度電話があり、ロサンゼルスで彼のインタビューを受けました。そのときは「スター・ウォーズ」の「ス」の字も出なかったので、落ちたと思っていました。その1〜2カ月後、再度ルーカスから電話が入り、ナタリー・ポートマンとのスクリーンテストをし、さらに2カ月後、出演が決定したのです。そのときはとてもショックでした。
プレッシャーといっても……自分の仕事に専念するだけです。周囲のことは考えに入れずにやるべきことをきっちりやる。それだけです。
また、アナキン役を自分以外の人が演じたらどうなるかは検討もつかないし、自分にしか出来ないと言い切る自信はありませんが、この作品に身も心もささげ、やるべきことはやりました。その点では誰にも負けない自信があります。
Q:「エピソード3」の撮影はすでに終わったという噂を耳にしました。それは本当でしょうか?
まだ終わっていないです(笑)。
Q:役作り中に熱が入り過ぎてかなり負傷したと聞きましたが、ご自身はかなりのめり込む性格なのでしょうか? またアイスホッケーの選手をしていた聞いていますが、そこで培った攻撃性は今作の役作りに役立ったのでしょうか?
傷はたくさん作りました。訓練した剣道やフェンシングは初めて経験したスポーツですが、運動が好きなのでそこで培った運動神経で救われたと思います。ライトセーバーを使ったアクションは、いわば「振り付け」のようなもので、丁々発止の部分がとても難しかったです。血豆が出来たりしました。
また、映画作りが好きなので、役には自然とのめり込んでいきます。今回の映画に関しても撮影期間を通してずっと役になりきっていたので、撮影が終了する頃には自分を見失ってしまいました。その時は家族や友人と共に過ごし、徐々に自分を取り戻していきます。そういうプロセスが必要なくらい役にのめり込むタイプです。
Q:ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルが以前、インタビューで「ブルーバック(特撮の一手法で背景を合成するために青の背景で演技をする事)は物足りなかった」と言っていましたが、ご自身はどうでしたか?
特撮は初めてだったので、どちらかというと「慣れる」事が大切だと思いました。ブルーバックはある意味では芝居に似ています。何もないところで自分の想像力を働かせて芝居をするわけですから。
Q:多くの人にとって「スター・ウォーズ」は特別なものだと思うのですが、近年たくさん作られているSFX映画と比べて、その違いは何だと思いますか? また、興行成績を気にしますか?
特撮という意味で言うと、「スター・ウォーズ」は他のSFX作品に比べてかなり特別なシチュエーションの下での物語です。地球とは全く違う宇宙の物語なので、生物を一つ創るにしても想像力を働かせて自由に創れてしまいます。その創造物や物語の環境設定がとても細かいという点が、魅力の一つとなっていると思います。
また私はただの俳優なので、興行成績は全く気にしていません。たくさんの人に見てほしいとは思いますが……。満足するほどのお金も貰っていますので(笑)。
Q:来日して感心した事があれば教えてください。
互いに敬意を払って付き合う部分、また日本にある儀式や、繰り返し物を使う精神に感銘を受けました。また感心したのは、新旧のバランス、つまり技術など新しい部分を持ちながらも、古いものを大切にする精神、この2つのバランスがとても良く、大変素晴らしいと思いました。
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