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“あとまわしあとまわし”とパスしてしまった可哀想な作品たち。もちろん忘れてはいません。ここらでしっかりとプッシュしておきましょう。一度はボンド役を降板したショーン・コネリーが熱烈なラブコールに応えてカムバックした「oo7/ダイヤモンドは永遠に」は、毒のあるシナリオがユニーク。コネリー=ボンドの貫禄も他の作品にはない魅力です。ムーア=ボンドの「oo7/死ぬのは奴らだ」「oo7/黄金銃を持つ男」では彼ならではの肩の力の抜けた軽妙洒脱なボンドのテイストを思う存分に味わってみて下さい。そして最後の出演作となる「oo7/美しき獲物たち」では、クリストファー・ウォーケン演じる悪役のキャラクターにハマってみて下さい。悪役のキャラクターに魅力のある作品が多いのが、ムーア=ボンド時代の特色。そのあたりに注目してみるのもオモロイでしょう。見るべきところがない、楽しむところが見つからない、そんなボンド映画はひとつとして存在していません。ここでご紹介した“あとまわしあとまわし作品”が好きだ!というoo7ファンも実は多いのです。
「今度のoo7の出来はどう?」「ぅぅ…まぁまぁ面白いと思うケド」。ちょっと自嘲的な笑みを浮かべながら、そう応えるようになってからいったいどれくらいの時間が経ったことでしょう。長かったなぁ〜という愚痴はさておき、今、こんなにも大らかな気持ちでこうしてoo7シリーズに向き合えるのも、きっと「oo7/カジノ・ロワイヤル」という目からウロコの傑作にようやく巡り会えたからでしょう。ひとつの作品を観ると他の作品を観たくなる。観れば観るほど次の作品にも手を伸ばしてみたくなる。これがシリーズ作ならでは、ボンド映画の持つ魅力なのです。
さぁどうでしょう。いやぁこうなったら全部観たいんだ、全作を制覇したいんだという気分になってきたのではありませんか?もうここまで来たらしめたもの。すっかりoo7シリーズの虜になってしまっているハズですから、どの作品と出会ってもきっと充分に楽しめるはずです。お気に入りのボンド映画なんて十人十色で当たり前。どの作品を好きになったって、どのボンドを好きになったっていいんです。ワタクシの戯れ言などには耳を傾けることなく、お気に入りの一本をあなたも是非見つけて下さい。
James Bond Will Return.
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